飾り結びが伝えてくれること

こんにちは。

美容ジャーナリスト・植物療法士の柏谷麻夕子です。

Lalitpurのソープにあしらわれている紐結びは、八つ字結びという

江戸時代に生まれた飾り結びです。

飾り結びにはほかにも、梅や菊、リボン型、伊勢エビ(!)など、

紐1本でできているとは思えないほど美しく、凝ったデザインがたくさん。

物が少ない中でも、それこそ紐1本でも工夫しておしゃれを楽しもうとする、

江戸人のあっぱれな心意気。

Lalitpurはそれを化粧品のデザインに取り込みました。

 

IMG_八つ字結び

 

話はかわりますが、代表の向田がCoffret Projectを始めるきっかけとなった、

とても印象深いエピソードがあります。

向田がネパールの女性たちに

「もし、すべてが自由だとしたら、何が欲しい? 何がしたい?」

と尋ねたときのこと。

医療、教育、電気やガス、快適な衣食住、きれいな飲み水・・・

ネパールには、足りないものがたくさんあります。

でも答えは、向田が予想していたものとはまったく違うものでした。

 

「お化粧がしたい」「おしゃれがしたい」。

 

彼女たちのこの答えを受けて、向田が手持ちのコスメで

お化粧ワークショップを行ったのがCoffret Projecttの始まりだったわけですが、

この答えは、美容に携わる者として、とても衝撃的でした。

どんな状況で暮らしていても、女性は美容やおしゃれをしたい生き物で、

ほんの少しの紅や飾りでも心がうるおい、

自分を愛する心が芽生える生き物。

これは古今東西、変わらない真実で、

美容やおしゃれはともすればチャラチャラしたものと思われることもありますが、

とても尊い本質をもっています。

同時に、日本では当たり前の「美容やおしゃれを自由に楽しむ」ことを、

できない女性が世界には大勢いることに気づくのです。

ソープの飾り結びを見るにつけ、

そういった本質と現実に思いを馳せずにいられません。

1人でも多くの女性が、美容やおしゃれの恩恵を受けられるといいな。

Lalitpur も、私も、ちょっぴりでもその力になれるといいな、と願うのでした。

 

 

紐はネパールのシェルターの女の子たちによる手作業で作られています。

 

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