ヤクミルクを求めて山道を行く 2

こんにちは。Lalitpur (ラリトプール)向田麻衣です。

 

今日は先日書いた「ヤクミルクを求めて山道を行く」の裏話を少し。

 

普段はあまり語らないのですが、ヤクのファーマーへご挨拶にいく旅は

想像以上に過酷なストーリーが満載の旅となりました。

 

まず、私はネパール人のパートナーから7時間のバスと

4時間のハイキングと聞かされます。しかし調べてみると

そこは標高3300メートル。富士山頂と同じ高さ!

 

ネパール人のみんなビーチサンダルで行くから大丈夫だというけれど、私だけは

トレッキングシューズを持参。山に備えていろいろと準備をしました。

 

02de7dc2-fdd5-4347-8989-e9910d2f7b7d

 

早朝、バスに乗り込み出発!

タイヤが丸いなんて信じられない程に、がたがたと揺れ、

頭は天井にぶつかり、腰もかなりダメージを受けます。

写真ではわからないのですが、社内では爆音で音楽が流れています。

ネパール人でも、具合が悪くなる人が多数いて、窓やドアから嘔吐する人も…。

 

途中、「OPEN TOILET!」というかけ声でトイレ休憩が入りますが

トイレはもちろんなく、みな思い思いの場所ですませてバスに戻ります。

 

男性が9割を超えるバス、私はさすがにみんなのタイミングではできず

私1人のために、1度バスを止めてもらいました。

日本だったら「ひとりの為にとめるなんて!」と言われそうですが、

ネパール人はとっても寛大なので、そこは気楽に止めてもらいます。

もちろん私も誰かの都合で止まることがあっても、気にしません。

 

途中、土砂崩れが2カ所、それぞれ歩いて土砂の上を通り抜け

バスを乗り継ぎ、結局9時間かかって、すでにふらふた。

トレッキングの入り口まであと30分だ〜。というところで、

突然、役人がやってきて、私とカメラマンの茂木さんを指差し

「日本人か?でろ」と。

びっくりして手ぶらで降りると、「外国人はお金を払え」と言われます。

そんな決まりないでしょ!と、私のネパール人のビジネスパートナーが説明を求めると

「規則ができたのだ!」と書類を見せられる。「なにー!」とかなんとか

やりとりをしているうちに、私たちの全ての荷物を積んだバスが

発車してしまい、私たちはお金を払おうにも一文無しの状態に。

そして、仕方なく、役人のバイクの後ろにまたがって、バスを追いかけたのです!笑

 

もう疲れが限界に達し、ネパール人の月給くらいのお金を支払い、なんとか

トレッキングの入り口に到着。りんごをひとつかじっただけで山道を登り始めました。

ここまででも、かなりヨレヨレの私でしたが、ここからの本当の試練になるとは

この時の私はまだ気付いていませんでした。

 

つづく。

(この先、本当に血をみる山道となりました。ご期待(?)ください。)