Lalitpurのデザイン

こんにちは。Lalitpur(ラリトプール) 向田麻衣です。

今日は私たちのプロダクトのロゴとパッケージのデザインについて。

 

Lalitpurのプロダクトとロゴのデザインは ジュエリーデザイナーの岡本菜穂さんによるものです。

NahoOkamotoSIRI SIRI  岡本菜穂さん

岡本さんはご自身で立ち上げたジュエリーブランドSIRI SIRIのデザイナーで

彼女のジュエリーは日本では伊勢丹などをはじめ、国外ではニューヨークの

近代美術館MOMAなど一流の店舗でお取り扱いされています。

 

岡本さんと私は、Lalitpurの立ち上げのタイミングで友人の紹介で出会い

そして私はあっという間に彼女の創り出す作品の美しさに魅了され、

デザインを依頼。 彼女は快くブランドのロゴ、パッケージデザインを引き受けてくれました。

 

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2012年の10月に岡本さんは私と一緒にネパールの首都カトマンズを訪れ

一緒に石けん工房を訪れ、街の中を見て回り、素材や現地の町並み 風習、

食事などから特に生活にとけ込んだ美しいものを選び

そして、デザインに落とし込んでくれました。

 

当時の私のカトマンズの部屋は、ネパール人の友人の家の屋上に

立てられたちいさなペントハウスのような部屋でした。

(部屋は狭いのに、ベランダは部屋の6、7倍ありました。)

そこに、2人で布団を並べて眠り、デザインの話はもちろんですが、

それ以外にもいろいろなことを話ながら時間を過ごしました。

そうした何気ない会話を通して、私は彼女を心から尊敬し

信頼関係が育まれていったように感じます。

 

また、とても驚いた事は、岡本さんは市場などで

ごちゃごちゃとした たくさんの物の中から、

素敵なものを見つける天才だったということです。

 

私にとっては、”いつもの見慣れた風景”のカトマンズですが まだ、

こんな素敵なものがあったんだ!と、新しい発見がたくさんありました。

 

そんな岡本さんとのネパールの滞在については 次回に続きます。

 

 

 

「触れる」の効能

こんにちは。 美容ジャーナリスト・植物療法士の柏谷麻夕子です。

美容は、行為そのもの、アイテムそのものが女性にとって癒しであり、 心を満たしてくれるものです。

コスメを手に取ったときのワクワク感だけでも幸せな気持ちになりますよね。

これは実際、ワクワクすることで 幸福ホルモンとよばれるセロトニンやβエンドルフィンが 作られているためなんです。

幸福ホルモンをより生み出すごく簡単な方法があります。 それは「触れてもらうこと」。

メイクしてもらうでも、マッサージしてもらう、でも、 誰かの手による皮膚への心地いい刺激は、

セロトニンやオキシトシンといった幸福ホルモンを生み出し、 拮抗するストレスホルモンを減らして、

脳を心地よく満たしてくれます。 なかでも手軽なのがハンドマッサージ。

ある調査では、ハンドマッサージを5分やってもらうと、

チョコレートを一粒食べたときと同じぐらいの リラックス効果・ストレス軽減効果が得られたといいます。

 

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仕事仲間やパートナーと、ふとした時間にできるといいのですが、

自分から「マッサージして?」とお願いするのはなかなかはばかられますよね。

なのでここはぜひ、「ハンドマッサージしてあげる」と、手をとってみてください。

ポイントは、相手の手をしっかりと包むことと、 指先、特に爪の周りをていねいにもみほぐすこと。

マッサージのテクニックがなくても、それだけで 緊張感がふっとほぐれてリラックスするのです。

精油が香るオイルやクリームを使うと、より効果的。 すると

「あーー気持ちいい。今度はやってあげるよ!」となるはず。 (ならなかったら、かわいくおねだりしてみましょう。笑)

体の疲れが和らぎ、心が満たされるだけでなく、 コミュニケーションもなめらかにしてくれるハンドマッサージ。

ぜひ、試してみてください。 Lalitpurのマルチバーム SAは、なめらかに伸びてしっかりと保湿し、

乾燥した手肌をしっとりもちもちに。 これからの季節に頼もしいバームです。 3.Balm open white

瞬きすることを

こんにちは。Lalitpur(ラリトプール)向田麻衣です。

 

初めて書いたエッセイ本「”美しい瞬間”を生きる」を出版してから、

様々な形でメッセージをいただきます。

そして、新しい出会いも増えました。

 

最近、NY で出会った同年代の女性も、そのひとり。

 

彼女のこれまでのキャリアなどを伺うと、日本のトップ1%

エリート街道まっしぐら!という言葉がぴったりの経歴。

 

そんな彼女が私の本を読んでくれて、涙が止まらなかったと伝えてくれた時に

その繊細さで、どうやってこれまで、その社会で生きてきたの?

という疑問がわき上がりました。

 

そして、ぎこちない動きの怪獣のなかで、滑らかに動く

一匹の美しい生き物の絵が浮かびました。

 

彼女は出会ってまだ間もないのですが、いま私の心を支えてくれる大切な友人です。

 

 

また、数日前にはカリフォルニアに暮らす女性から、本の感想をいただきました。

メールでしたが、お手紙のような、物語を紡ぐような便りでした。

 

そして、たくさんのつながりを感じる内容に、私はきっと近いうちに

カリフォルニアに行く事になるのだなという確信を持ちました。

 

新しい事を始めると、瞬きする事を忘れそうになりますが、

日々、心と体を、丁寧に緩めて、ひらいて

そうして起きることを見つめてゆきたいなと感じています。

 

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出版イベントでいただいたプーケ。本の表紙を見てアレンジしてくださいました。

ありがとうございます!とってもうれしかったです。 

 

 

【お知らせ】「美しい瞬間を生きる」が掲載されました。

こんにちは。

美容ジャーナリスト・植物療法士の柏谷麻夕子です。

サロン向けフリーマガジンの「green roots vol.20」に

「美しい瞬間を生きる」が掲載されました!

 

素敵なコメントとともに紹介されていました。

素敵なコメントとともに紹介されていました。

 

「green roots」は、ビオ・オーガニックな目線のビューティ&ライフスタイルマガジンで、

主に首都圏の美容室で配布されています。

表紙のメイクはミランダ・カーなどスーパーセレブのメイクを担当するYUKIさん。 ご本人もビオビューティストです。

表紙のメイクはミランダ・カーなどスーパーセレブのメイクを担当するYUKIさん。
ご本人もビオビューティストです。

 

からだと心が喜ぶビオ&オーガニック、エシカル、グリーンをキーワードにした

コンテンツとスタイリッシュなビジュアルで、とても心地いいテンション。

 

実は私も「植物療法でプチ不調を改善」というテーマで

監修&執筆させていただいています。

サロンで見かけたらぜひ読んでみてください。

 

 

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ネパールの女の子たち

こんにちは。Lalitpur(ラリトプール)向田麻衣です。

今日は前回から引き続き、ネパールでLalitpurの

商品作りに参加してくれている、女の子たちについてです。

 

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ネパールでは年間5000人以上の少女たちが人身売買の被害に遭うと言われています。

その多くはインドの買春宿に売られ、強制労働をさせられます。

そして、運良くレスキューされインドからネパールに戻ったとしても

10代の少女たちの60%以上が、HIVに感染していると言われています。

 

シェルターに暮らす少女たちは、親や親戚のつながりもなく

教育を受ける機会がなかったために、仕事を見つける事が困難です。

精神的に回復したとしても、病気を患っているケースも多いため

通常の仕事では食べていくのがやっとで、薬を定期的に購入出来ずに

早く亡くなってしまうケースも多いと言います。

 

そういった現状をすこしでも変えられないだろうかという思いから

Lalitpurはスタートしました。

 

Lalitpurの飾り紐を作り、結ぶ仕事をしているのはシェルターに暮らす

人身売買の被害に遭った8歳〜26歳の25名の女の子です。

 

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現在の飾り紐作りのお仕事は、彼女たちがシェルターに暮らす間

に少しでも蓄えを作ることが目的に行っていますが

近い未来に私たちの石けん工房で正規の雇用ができるようにと考えています。

 

 

少女たちと

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こんにちは。Lalitpur CEO 向田麻衣です。

 

このLaltipru(ラリトプール)という化粧品のブランドを立ち上げる前

3年間、私はCoffret Projectというプロジェクトを立ち上げ

ネパール、トルコ、インドネシア、フィリピンなどで

化粧を体験することができるワークショップを行っていました。

 

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頻度は少なくなりましたが、現在も身寄りのない10代〜20代の

少女たちを中心にワークショップを実施しています。

 

その少女たちはシェルターで暮らしています。

皆、ネパールの小さな村の出身で、親に売られたり

時にブローカーにだまされて、インドの買春宿に売られ

強制的に性労働を強いられていました。

 

警察や国際NGOなどによって保護され、ネパールに戻ってきた

女の子たちが暮らすシェルターがカトマンズにいくつかあります。

私たちはそれらを訪問し、一緒にワークショップを行っていました。

 

3年程Coffret Projectを実施した後に、シェルターでくらす女の子たちは

仕事を見つけることが非常に困難であることを知ります。

そして、仕事を創るプロジェクトをスタートしました。

そしてうまれたのが、Lalitpru(ラリトプール)です。

 

世界に誇る神秘の山であるヒマラヤの植物、それらを使った商品を

シェルターの女の子たちと一緒に作る事で、彼女たちには仕事を

世界中の人たちには、大自然の恵みがたっぷり詰まった

ソープなどのスキンケアプロダクトをお届けできると考えました。

 

現在シェルターの25名の少女たちに、Laltipurの商品に結ばれる

「八字結び」という、飾り紐を作る仕事をお願いするなどしています。

 

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まだ誕生して1年6ヶ月の若いブランドですが、

私たちは、ひとりでも多くの少女たちが自由に生きる

きっかけを作れるよう、成長してゆきたいと思っています。

 

毎日、手探りの中で進めているブランドですが

この小さな一歩が、次の一歩を呼ぶと信じて。

 

 

 

 

ヤクミルクを求めて山道を行く 6

こんにちは。Lalitpur(ラリトプール)向田麻衣です。

 

今日は先日書いた「ヤクミルクを求めて山道を行く 5」の続き、

そして、今回がヤクミルクを巡る旅の記録の最終回となります。

 

ヤクのファーマーとお別れをして、バスがくる小さな村までようやくたどり着き

その日の夜は、みんなでお酒を飲み、たくさん食べて眠りにつきました。

 

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翌日は晴れて、気持ちのいい朝。

山間を雲が流れて、大きな生き物のようにも見えます。

私たちが昨日までいた山が、遠くに美しく、霞がかって見えました。

 

バスを待つ場所

 

さて、カトマンズに帰るぞ!ということで

バス停に行くと、バスは姿を見せません。

 

バスのチケット売り場にいた男性に訪ねると、カトマンズへの

道の途中の村でバンダ(ストライキ)が起きているので

バスは出ない。とのこと。

 

私もカメラマンの大さんも、明日のフライトでバンコクに向かう予定だったので

この日のうちにどうしてもカトマンズに帰らなければいけない状況。

バスはでないし、道には徐々にバリケードがはられ始め、村は閉鎖の状況に。

 

「お金はいくらでも払うので、車をチャーターできないか。」と

映画の台詞のようなフレーズを繰り返し、村の若い衆が車を探し始めてくれました。

 

なんとか、一台の車を調達、それから、値段を交渉し、

若いドライバー2人を頼りに私たちは車で村を出発しました。

 

バンダの他にもいろいろな事が重なります。

道は大雨で地滑りが起きているため、私たちが車を降りて出て、

素手で岩をどけるなどしなければいけません。

 

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横を見ると、こんな感じで、岩がごろごろと落ちてゆく。

 

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「私たちも一歩間違えばあの岩と同じように…。」と思うと背筋が凍り付き、

私は車内で硬直した状態で、少しずつ進む車に揺られていました。

 

なんとか断崖絶壁の細い道を通り抜けると、次はバンダの村のバリケードに阻まれます。

ここは、ドライバーの若い2人が、その村の友人に頼んでいてくれて

警察に説明をし、「日本人の友人が、今日(本当は明日だけど)

の飛行機で帰国するためどうしても今通らなければ行けないのだ」

と訴え、全部で4つのバリケードを通り抜けました。

 

金属バットや棒切れをもった村人に車はぐるりと囲まれ

上から下までじろりとにらまれ、私はここでも背筋が凍るような思いでした。

しかしながら、丁寧に説明をすると、ニコニコと送り出してくれました。

ほっと一息。

私たちは、更にカトマンズに向けて車を飛ばします。

 

そうしてようやくカトマンズまで到着!

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ただいまー!

カトマンズの夕焼けがこの日はなんだかとても美しく感じました。

 

ヤクミルクを巡る旅。ほんの数日のできごとでしたが

私にとっては忘れられない経験となりました。

 

あの遠くの山で暮らしているファーマーの方々が

丁寧に育んだ動物や植物の恵みを届けてくれている、

そしてそれが、カトマンズでソープやバームとして形を変え

そして、日本に届けられるのだとうことが奇跡のように感じられます。

 

「これから頭にヤクミルクをぶら下げて山を下りるとき君の顔を思い出すよ。」

と、帰り際にいってくれたハリーの言葉が私にとって大切な宝物になりました。

 

(終)

 

 

鎮静と解放、スピリチュアルなハーブ

こんにちは。

美容ジャーナリスト・植物療法士の柏谷麻夕子です。

今回は、フェイシャルソープ JYやシャンプーバー JHの

「J」が意味するところのハーブ、ジャタマンシーについて。

 

ジャタマンシー

 

 

精油や植物療法の世界では「スパイクナード」と呼ばれ、

ヒマラヤやチベットの、海抜3300m〜5000mの高地に自生しています。

ピンクの可愛らしい花をつける20cmほどのハーブですが、

見た目の可憐さからは想像できないほどパワフルな力を秘めています。

まず、抗酸化力がとても高い。

高地の強い紫外線にさらされながらも葉を伸ばし、

花をつけ、種を残していくために、非常に力強い抗酸化力をもっています。

精油や香油は、古くからアーユルヴェーダで大切に用いられてきたほかに、

聖書にも伝説が残されています。

最後の晩餐の前、母マリアはスパイクナードのオイルでキリストの足を拭いた

という、有名な“ナルドの香油”のくだりです。

根っこの部分からオイルを得るだけに、

なんともいえない土っぽさ、炭のようなスモーキーさがある香り。

精油は不思議なもので、その精油を得た部位の役割と、

精油のメインの作用がシンクロします。

根から得られたものは、心の鎮静力が高く

「大地に根を張る」「地に足をつける」という作用が(グランディングといいます)。

これはまさに植物の根の働きそのもの。

スパイクナードの香りは、このグランディング作用がとても高く、

心の奥底にある恐れや怒りを解放するといったような

スピリチュアルな側面も。

単体では正直、万人受けする香りではありませんが、

グリーンやフローラルのアロマブレンドのベースに用いると

なんともいえない落ち着きが生まれ、

浮き足立った心境から自分自身を取り戻すような心持ちになります。

肌のうるおいバランスを整えたり、頭皮の環境をよくして

美しい髪を育てるといった働きも。

ほかにも、神経系を整える、血液循環をよくする、消化を助ける、

肌や細胞の炎症を防ぐ、卵巣機能を整える、などさまざまな働きがありますが、

ヒマラヤという厳酷かつ一度も農薬汚染のない環境で自生しているため

どの働きもとてもパワフルなのです。

 

 

世界中の植物関係者が注目しているジャタマンシー。

ヒマラヤという大自然に畏敬の年を忘れず、

自然の恩恵をわけてもらうという謙虚な姿勢でなければ、

天然のものは得られません。

実際、高いスキンケア効果をもっているにも関わらず

配合されている化粧品はほとんどありません。

Lalitpurは、現地の方の協力のもと、

フェイシャルソープ JYシャンプーバー JH、

メンズラインのトップ トゥ トー ソープ JLに配合しています。

 

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ヤクミルクを求めて山道を行く 5

こんにちは。Lalitpur(ラリトプール)向田麻衣です。

 

さて!ヤクのファーマーに会いにいく旅も

メインのインタビューや撮影を終えて、ほっと一息。

 

カメラマンの大さんは、山に散歩に出かけ

私はベンチで静かに景色を眺めていました。

 

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目に前に置かれたノートが、何やら膨らんで、植物がはみ出ている。

どうやら大さんは、押し花ノートを作っているらしい。

 

散歩から帰った大さんの手には植物の小さな花弁が。

「大さん、押し花?」と聞くと、

「麻衣!見た!!??」と慌てた様子。

「みた。はみ出てた。」というと

「oh my…」と更にあわせた様子。

問いつめると、押し花が趣味らしく、それは秘密にしていたらしいのです。

「恥ずかしくないよ。堂々とやりなよ。」と伝え、

大さんはもう一度、堂々と草花を集めに出かけてゆきました。

 

そんなこともあり、LalitpurのHPのトップ、メインビジュアルの2枚目の植物の写真は

大さんが、何年もかけて、様々な土地で集めてきた植物の押し花を並べた作品です。

 

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ネパールであの日、彼が拾ってきた花の花弁はいまも彼のノートに挟まっているのかな。

いつか、それも作品になるかな。そのときはぜひ、見たいなと思うのです。

 

さて、そうして、山の暮らしを少しだけ体験させていただき

私たちはみんなに別れを告げ、山を下ります。

さようなら、ヤクのファーマーのみなさま!

 

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さて、あんなに大変だった山道ですが、下りは登りよりもずっと楽で景色を楽しむ余裕も生まれました。

しっとりと水を湛えた緑が美しかった。

 


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5時間ほどで、山の登り口にある小さな村に到着。

みんなでおつかれビールを飲み、翌日のバスでカトマンズに帰ります。

みんなー!本当におつかれさまー!かんぱーい!!!

 

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カメラマンの大さんとネパール産のエベレストビール。おいしかった!

この夜はたくさんたべて、飲んだ私たち。

翌日、山で体験したものとはまた別の試練が待っているとは

まだこのときは気付いていませんでした…。

 

次回につづく!

4. 愛と自由 -好きな人の鎖骨

こんにちは。Lalitpur(ラリトプール)のCEO向田麻衣さんの著書『“美しい瞬間を生きる”』の編集担当の徳瑠里香です。

 

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 書店営業のあと、ビールを飲む私たち

これまでの「“美しい瞬間を生きる”ということ」、「出会いとはじまり」、「世界と日常」と章タイトルにそって書かせていただきましたが、最後は「愛と自由」をテーマに、本にまつわるお話を。 本を作っていた期間、麻衣さんがエッセイを書いたら、Dropboxにそのつど共有してくださることになっていました。私は、好きな人からの手紙を待ってPostを毎日開いてしまう(今どきはLineかな)恋する乙女かのように、便りがない日でもついついDropboxを開いてみたりして、待っていました。 便りが届いた(エッセイがDropboxにあがった)ときは、嬉しくて、すぐに開いて原稿を読んでいたのですが、なかでも「おおお」と興奮した瞬間が2回あります。

そのひとつが「愛と自由」という章のなかにある「NYへ」というエッセイ。

麻衣さんからの便りがしばらく止まっていた時期、飛び立ったNYから久しぶりに届いたいつもより長いそのエッセイには、なにかが解き放たれたような自由さと、なにかを決意したかのような強さがありました。

 

「舞台に立って踊るという経験は、すべての人に体験する価値があると思うほど。この手、この指、この目、このつま先、このおしりでしか踊ることができないほどの不自由さと楽しさ。どんなに他人がうらやましてくも、誰かに憧れても、自分を極めることしかできない、絶望とおもしろさがあるから。それは、仕事やその他のことにも通ずることだと思う。自分は自分でしかない、でもそれを極めていくと決めた人にだけ見えるものがある。それって、与えられた命を生きるということそのものだと感じる。」

「ここで私は正直に言いたい。 私が今の仕事をしている理由なんてない。やりたいと思ったから。それだけだ。」

「下手でも、表現しようとして行動する人に対しては、チャンスが訪れる。私はこれまで日本で知らず知らずのうちに縛られていたもの、戦っていたことから解放され、より本質的なことで奮闘することを許された気がした。」

 

長いのでほんの一部を抜粋することしかできませんが、この他にも自分を生きる、自由への覚悟の片鱗を見せる言葉が並んでいます。このエッセイが届いたとき、私はこれがこの本の核になるんだろうと強く思ったことを覚えています。 そして、ふたつめが「好きな人の鎖骨」というエッセイ。届いたときにきゅんとして、好きだなあこの感じ、と嬉しくなった。このことは、以前書いたnoteに書いたので、興味のある方はこちらを読んでいただけたらと思います。

これまで、全4回にわたって『”美しい瞬間”を生きる』のなかの好きなエッセイを紹介してきました。私はこの本の編集者という立場ではありますが、読者のひとりでもあります。私はこの本に背中を押されて、自分が好きなことに素直になって、「”美しい瞬間”を生きる」ために小さな小さな一歩を踏み出すことを決めました。(そのことについては、少し先になるかもしれませんが、もし機会があればみなさんにこの場を借りてお知らせできたら嬉しいです。)心に決めたって、慌ただしい毎日や上手くいかないことに流されてしまうこともあると思います。それでも、少しずつ”美しい瞬間”を積み重ねていきたい。

この本が、少しでも多くの人にとって、考え行動するきっかけ、「”美しい瞬間”を生きる」きっかけになったらとっても嬉しく思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

徳瑠里香

Amazon “美しい瞬間”を生きる

 

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