4. 愛と自由 -好きな人の鎖骨

こんにちは。Lalitpur(ラリトプール)のCEO向田麻衣さんの著書『“美しい瞬間を生きる”』の編集担当の徳瑠里香です。

 

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 書店営業のあと、ビールを飲む私たち

これまでの「“美しい瞬間を生きる”ということ」、「出会いとはじまり」、「世界と日常」と章タイトルにそって書かせていただきましたが、最後は「愛と自由」をテーマに、本にまつわるお話を。 本を作っていた期間、麻衣さんがエッセイを書いたら、Dropboxにそのつど共有してくださることになっていました。私は、好きな人からの手紙を待ってPostを毎日開いてしまう(今どきはLineかな)恋する乙女かのように、便りがない日でもついついDropboxを開いてみたりして、待っていました。 便りが届いた(エッセイがDropboxにあがった)ときは、嬉しくて、すぐに開いて原稿を読んでいたのですが、なかでも「おおお」と興奮した瞬間が2回あります。

そのひとつが「愛と自由」という章のなかにある「NYへ」というエッセイ。

麻衣さんからの便りがしばらく止まっていた時期、飛び立ったNYから久しぶりに届いたいつもより長いそのエッセイには、なにかが解き放たれたような自由さと、なにかを決意したかのような強さがありました。

 

「舞台に立って踊るという経験は、すべての人に体験する価値があると思うほど。この手、この指、この目、このつま先、このおしりでしか踊ることができないほどの不自由さと楽しさ。どんなに他人がうらやましてくも、誰かに憧れても、自分を極めることしかできない、絶望とおもしろさがあるから。それは、仕事やその他のことにも通ずることだと思う。自分は自分でしかない、でもそれを極めていくと決めた人にだけ見えるものがある。それって、与えられた命を生きるということそのものだと感じる。」

「ここで私は正直に言いたい。 私が今の仕事をしている理由なんてない。やりたいと思ったから。それだけだ。」

「下手でも、表現しようとして行動する人に対しては、チャンスが訪れる。私はこれまで日本で知らず知らずのうちに縛られていたもの、戦っていたことから解放され、より本質的なことで奮闘することを許された気がした。」

 

長いのでほんの一部を抜粋することしかできませんが、この他にも自分を生きる、自由への覚悟の片鱗を見せる言葉が並んでいます。このエッセイが届いたとき、私はこれがこの本の核になるんだろうと強く思ったことを覚えています。 そして、ふたつめが「好きな人の鎖骨」というエッセイ。届いたときにきゅんとして、好きだなあこの感じ、と嬉しくなった。このことは、以前書いたnoteに書いたので、興味のある方はこちらを読んでいただけたらと思います。

これまで、全4回にわたって『”美しい瞬間”を生きる』のなかの好きなエッセイを紹介してきました。私はこの本の編集者という立場ではありますが、読者のひとりでもあります。私はこの本に背中を押されて、自分が好きなことに素直になって、「”美しい瞬間”を生きる」ために小さな小さな一歩を踏み出すことを決めました。(そのことについては、少し先になるかもしれませんが、もし機会があればみなさんにこの場を借りてお知らせできたら嬉しいです。)心に決めたって、慌ただしい毎日や上手くいかないことに流されてしまうこともあると思います。それでも、少しずつ”美しい瞬間”を積み重ねていきたい。

この本が、少しでも多くの人にとって、考え行動するきっかけ、「”美しい瞬間”を生きる」きっかけになったらとっても嬉しく思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

徳瑠里香

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