Lalitpur 手帳プロジェクト始動します!

 

 

Lalitpur 向田麻衣です。

2018年もはじまり、ちょうど一週間。

いかがおすごしですか。

 

わたくしごとですが、昨年、10年ぶりに紙の手帳を使い始めました。

 

この10年は会社の予定をスタッフと共有するのにも便利だし

iPhoneでいつでも確認、スケジュールをいれることができるからとか

いろいろな理由で、Googleカレンダーを使い続けていました。

本当に便利だし、すぐにお返事をしなければいけないような場面では有り難かったのですが

ほんのすこし、窮屈さを感じていたことも事実でした。

そしてついに昨年末に、なんとなく、以前からきになっていたほぼ日手帳を購入して

使い始めてみて、目から鱗。

なんて自由なの!!

ほぼ日手帳がすばらしいということはもちろんですが、

私はこの「紙の手帳」という存在がもつ可能性にとっても驚きました。

これすごい!

 

本当は、大きい文字でかきたいような予定や、

いろんな色をつけたい予定、

なんとなく覚えておきたい言葉や引用など、

いろんなことを、どんどんメモしたり、

行ってみたい場所や、ぼんやりとしたイメージを、日付の下に書きいれていったり、、。

決まった予定だけを、書き込んでパンパンになっていたデバイス上のカレンダーをやめて

もっと私の感覚に近いもの、予定を忘れないためのものではなくて、

いまこの瞬間を自分の思うようにすすむための、地図のようなものが

日々の新しいアイデアと共に書き込まれ育っています。

いくつもの言葉や絵やマークが入り乱れて、決して直線ではないスケジュールができてきました。

 

私はこのことに本当にびっくりしすぎて、まだ使って3日目にして、

来年はもっと自分用にカスタマイズした手帳をつかいたい。

と思うようになりました。

そして、この一年をかけて、2019年の手帳を創ろう!というのがこの手帳プロジェクトです。

 

私たちはデバイスによって、思考や行動を規定されていることが多々あると思いますが

Plannerや手帳については、もっとも最初に取りくむに値すると感じています。

なぜなら「時間」を扱うものだから。

 

時についての捉え方、「時間は一方向に直線的に流れてゆく」という捉え方は

おそらく日本に生きるほとんどの人にとって、当たり前の共感覚となっていると思うのですが

この時の考え方は、ほんの100年程前に西洋から輸入されたものです。

産業革命以降のヨーロッパでは、18世紀に起きた産業革命によって

家内制手工業が中心ののんきが暮らしぶりから、工場に高価な大型機械装置などが組み込まれ

稼働率を上げて、最小のコストで最大のパフォーマンスを出してゆく必要がうまれました。

効率を上げるために、標準時間が生まれ、皆それに思考と体を慣らしてゆくことを強いられたのです。

 

日本にその余波が到達したのは大正中頃(1920年頃)といわれています。

無駄を省いた”効率的”な生活をするために、「生活改善同盟会」が生まれ

1920年に「時展示会」というものが開催されました。

当時、シチズンは「時の記念日キャンペーン」というキャンペーンカーを走らせたりしていたらしいです。

 

時間意識は、輸入され、たった100年程の間に “形成された自然” だと言うことに

私たちはもっと自覚的になってもいいと思うのです。

 

時を直線と捉えると、どうしても未来のために、現在を準備や踏み台にしてしまう。

いつもどこか目的地に向かっている途中にいて、

この瞬間をじゅうぶんに味わうことができなくなってしまう。

これは私自身が感じていたジレンマです。

 

私は自分に染み付いてしまっている、この”形成された時の感覚”を

少しずつ変えたいと思っています。

 

私はいま仕事の他にも、音楽をつくったり、詩を書いたり、物語りを書いているのですが

そういった創作活動を通して、時に纏わるたくさんの秘密を垣間見た気がしています。

 

時間の”流れ”といったものを、まったく感じることなく、

その場にただ、在る、そしてたくさんの記憶、情報、インスピレーション、アイデアが折り重なり

ただ、”在る”という状態は何とも言えない安心感と幸福感で満ちてます。

 

紙の手帳って、そういうものを呼び覚ましてくれるひとつのツールになりえると考えています。

自分の中にもともとある本当の”自然”を呼び戻すことが、できるのではないかと。

 

そんなことを思いながら、これから一年をかけて手帳づくりをしてゆきたいと思っています。

 

まだまだたくさんの書きたいことがあふれてくるので、日々更新してゆきたいと思います。

ぜひたまにこのLalitpur Magazineを覗いてみてくださいね!

 

向田麻衣

2018年1月7日